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■ 大会情報

第36回ウィンターカンファレンスin野沢温泉のご案内のご案内

大会委員長 嶋崎まゆみ(兵庫教育大学)



 2020年2月23日(日)から25日(火)の2泊3日の日程で、日本行動科学学会第36回ウィンターカンファレンス(WC)を長野県野沢温泉にて開催することになりました。会場は野沢温泉村中心部、野沢温泉バス停の目の前にある朝日屋旅館です。会場から徒歩10数分の距離に野沢温泉スキー場があり、初心者から上級者までさまざまなコースを楽しむことができます。本学会の前身である異常行動研究会が、「よく学びよく遊べ」をモットーにウィンターカンファレンスを始めた当初、野沢温泉は最も愛された開催場所のひとつでした。非会員の方がスキーに惹かれて参加し、そのまま入会された方も多数おられたと記憶しています。久しぶりのこの地での開催に血が騒ぐ会員の方もおられるかと思いますが、大会の趣旨はあくまで基礎と臨床を研究する者が場を同じくし共に学ぶ貴重な機会であること、皆さまの期待にお応えする充実した内容の企画を志しました。
 プログラム1日目は、夕刻のウェルカム・レクチャー、佐々木和義先生(早稲田大学名誉教授)の講演から始まります。佐々木先生は、早稲田大学を退職されて間もなく脳梗塞に倒れられ、一命をとりとめたのちのリハビリテーションのご様子は、かつて高次脳機能障害のリハビリテーションを専門に研究されていた“昔取った杵柄”で、自らの症状を客観視しながら進めておられるたいへん興味深いものでした。そこで、ぜひ会員の皆さまにも佐々木先生のご回復のプロセスをお知らせいただきたく、このたびの講演を依頼させていただきました。
 講演終了後夕食をはさんで、第一夜のシンポジウム1『遺伝子と行動科学』を加藤美朗先生(関西福祉科学大学)の企画により開催いたします。近年遺伝子解析の技術が著しく進歩する中で、遺伝子と行動の関係に関する研究も盛んになっています。学会員の中にもこの領域の研究に携わっている方がおられると思いますが、さまざまな視点から遺伝子の問題を考えようという趣旨で、このたびは遺伝性疾患の脳画像解析を専門に研究しておられる山田謙一先生(新潟大学脳研究所)と、日本遺伝看護学会理事長であられる中込さと子先生(信州大学医学部)に話題提供を依頼いたしました。また、スペシャルゲストとして、ダウン症当事者である成瀬瑠美さん(サークルひまわり)から、障害などという言葉を跳ね返すエネルギーでピアノやシンクロナイズドスイミングをはじめさまざまなことにチャレンジしている瑠美さんの豊かな生活についてお話しいただきます。
 第一夜のシンポジウム終了後には、新進気鋭の研究者によるポスターセッションを予定しています。発表者に年齢制限は設けませんので、皆さまふるって最新の研究成果のご報告をお願いいたします。
 第二夜はシンポジウム2として、原井宏明先生(原井クリニック)の企画による『高齢者と行動科学』を開催いたします。原井先生の企画の趣旨と話題提供に続き、補聴器メーカーであるオーティコン株式会社の山地隆之先生・高橋礼美先生より補聴器の装着が高齢者の生活に与える影響について話題提供いただきます。デモ機を持参いただき、最新の補聴器使用をVRによって体験できるとのことですので、ご期待ください。また、権藤恭之先生(大阪大学)からは、氏が研究代表者を務めている、地域高齢者を対象とした学際的縦断的研究(SONIC)の研究成果について報告していただきます。長い高齢期をどのように生きていけばよいのかの示唆を得られるものと思われます。
 なお、このたびのシンポジウムでは、参加者すべての皆さんによる活発な討論を期待して、指定討論の先生を依頼していません。懇親会に場を移して時間を気にすることなく徹底的に議論できるこの機会をぜひ活かしてください。年度末の多忙な時期での開催になりますが、多数の研究者、大学院生、学部生の参加をお待ちしております。

【日時】
  2019年2月23日(日)16時30分 〜 2月25日(火)10時頃

【場所】
  信州・野沢温泉 朝日屋旅館
  〒 389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村9501 TEL 0269-85-3131
  URL:http://www.asahiyaryokan.com/

【参加費】
  一 般 5,000円(会員) 6,000円(非会員)
  院 生 3,000円(会員) 4,000円(非会員)
  学部生 1,000円

【宿泊費】
  2泊3日 22,000円(中学生以上、朝夕2食付、1名)
  1日目(2月23日)12,000円、2日目(2月24日)10,000円
  小学生などについてはお問い合わせください

【スケジュール】
< 1日目 2月23日(日)>
 15:30 受付開始
 16:30〜17:30 ウェルカム・レクチャー 『心理学者、脳梗塞になる』
  演 者:佐々木 和義先生(早稲田大学名誉教授)
 17:30〜19:30 夕食、入浴
 19:30〜21:15 シンポジウム1『遺伝子と行動科学』
  企画の趣旨:加藤 美朗先生(関西福祉科学大学)
  話題提供 :山田 謙一 先生(新潟大学脳研究所 統合脳機能研究センター)
        中込 さと子先生(信州大学医学部)
         成瀬 瑠美さん(サークルひまわり ダウン症当事者)
 21:30〜22:30 ポスターセッション
 22:30〜 懇親会

< 2日目 2月24日(月)>
 17:45〜19:15 夕食
 19:30〜20:00 総会
 20:15〜22:15 シンポジウム2『高齢者の行動科学』
  企画趣旨・話題提供 原井 宏明先生(はらいクリニック)
  話題提供 山地隆之先生・高橋礼美先生(オーティコン株式会社)
       権藤 恭之 先生(大阪大学)
 22:30〜 懇親会


【参加申し込み】
 参加申し込み締切:1月15日(水)まで延長しました。
 下記メールアドレス宛に、以下の内容を漏れなく記入して送信してください。
   メールアドレス jabs36wc[at]yahoo.co.jp([at]->@)
 記入内容 @参加者氏名 A所属(会員/非会員・一般/院生/学部生の別)
      B性別(部屋割りのため) C宿泊日 Dポスター発表の有無
      E同室を希望される方の氏名 F22日(土)前泊希望の有無
 申し込みを確認次第、送信いただいたメールアドレスに返信いたします。

【ポスター発表申し込み】
 1日目(2/23(日))に行われるポスター発表の演題を募集します。
 多彩な演題をお待ちしております。
 上記の参加申し込みでDポスター発表有り、とされた方は、演題をお知らせください。
 発表方法については申し込み後にご連絡いたします。

【アクセス】
 東京方面から:
 東京駅から北陸新幹線、飯山駅からバスで約25分。
 大阪方面から:
 大阪駅から特急サンダーバード、金沢駅から北陸新幹線、飯山駅からバスで約25分、
 または、大阪駅から東海道新幹線、名古屋駅から特急しなの、長野駅からJR飯山線、戸狩野沢温泉駅からタクシーで約12分。

【大会事務局】
 第36回WC準備委員会(嶋崎まゆみ 多賀谷智子 漆原宏次 加藤美朗)
 連絡先:jabs36wc[at]yahoo.co.jp([at]->@)




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